出版社:技術評論社
松宮和成・著
2024年4月3日 ISBN:9784297140779
1剤で5兆円超…ファイザー社が創薬した新型コロナワクチン「コミナティ」の2022年の売上です。当たれば兆を超える巨大な利益を生み出す一方で,新薬の創出は1剤1千億円の費用と10年以上の研究開発期間がかかる,ハイリスク・ハイリターン事業です。本書では資本力のある世界のメガファーマとしのぎを削る日本の製薬会社やジェネリック医薬品メーカーの動静を,最新の情報を交えて解説します。また,患者に身近な存在である調剤薬局やドラッグストアなどの医薬品販売業も,国の制度や報酬が経営に大きな影響を与えることもあり,複雑で理解しにくいビジネスですが,本書を読めばしくみと最新動向がわかります。MSLやMR,PM,MSなど専門職の業務内容や薬剤師の仕事など,業界で働く人のキャリアについても学べます。 9784297140779
Chapter 1 医薬品業界の現状
Chapter 2 国内外の大手製薬会社の歴史と動向
Chapter 3 医薬品業界の組織と仕事
Chapter 4 医薬品業界の法律と規制
Chapter 5 新薬開発の流れ
Chapter 6 医薬品の処方と適正使用
Chapter 7 調剤薬局とドラッグストアの行く末
Chapter 8 ビジネスの前提となる社会保障システム
Chapter 9 革新的新薬開発に向けてのトレンド
Chapter 10 医薬品業界の将来像