カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
RSS
 

パーキンソン病 痴呆の問題 在庫あり

中外医学社
山本光利 編著
B5判 246頁
定価(本体5,500円 + 税)
ISBN978-4-498-12804-0
2005年03月発行

パーキンソン病 痴呆の問題 在庫あり

価格:

6,050円 (税込)

購入数:
返品期限・条件 返品についての詳細はこちら

*版元在庫なしとなっている商品です。
パーキンソン病およびレビー小体関連疾患の痴呆に関する最新情報を我が国を代表する専門家が解説。

目 次

第1章  総説
  1.前頭葉−基底核系と認知機能  <柳澤信夫>
   A.歴史
   B.基底核の運動機能の現在の理解
   C.パーキンソン病研究から得られたもの
   D.前頭葉障害の神経症候
   E.皮質基底核系と認知機能
  2.パーキンソン病認知機能障害研究の展望  <河村 満 吉村菜穂子>
   A.PD における感情認知障害とその仕組み
   B.社会的機能の検討
   C.手続き記憶の獲得と保持
   D.研究の展望

第2章  疫学
  1.痴呆を伴うパーキンソン病,アルツハイマー病,レビー小体型痴呆の疫学<中島健二 楠見公義 涌谷陽介>
   A.PDD・DLB・AD などの痴呆性疾患の疫学における問題点
   B.AD の疫学
   C.PD の疫学
   D.PDD の疫学
   E.DLB の疫学
   F.PDD,DLB,AD の今後の疫学調査

第3章  症候学: パーキンソン病痴呆 vs アルツハイマー病−神経心理症状の類似点と相違点
  1.痴呆を伴うパーキンソン病,レビー小体型痴呆の認知・行動障害<森 悦朗>
   A.PD における痴呆のバーデン
   B.PD,PDD,DLB における認知障害の特徴
   C.認知障害と幻覚・妄想との関連
   D.認知障害を踏まえた治療
  2.痴呆を伴うパーキンソン病の臨床的側面<大江田知子 久野貞子>
   A.パーキンソン病患者における認知機能障害の特徴
   B.痴呆を合併する頻度,および PDD 臨床経過の多様性
   C.PDD vs DLB
  3.皮質下性痴呆の本質  <池田 学>
   A.皮質下性痴呆の特徴
   B.皮質下性痴呆の神経基盤  6
   C.パーキンソン病と皮質下性認知機能障害
   D.レビー小体型痴呆(DLB)と痴呆を伴うパーキンソン病(PDD)

第4章  補助診断の進歩: 画像診断,Biological markers
  1.PET,SPECT 所見と認知障害との関連  <福山秀直>
   A.軽症パーキンソン病患者の認知障害
   B.ニコチン性アセチルコリン受容体の画像化およびその定量
   C.パーキンソン病におけるドパミン・ブドウ糖代謝
  2.パーキンソン病痴呆及び関連疾患における脳血流測定の進歩−画像統計解析手法の応用  <松田博史>
   A.画像統計解析手法とは
   B.正常画像データベースの構築
   C.レビー小体型痴呆,アルツハイマー型痴呆,パーキンソン病,痴呆を伴うパーキンソン病の脳血流パターンの違い
  3.123I-MIBG 心筋シンチグラフィ−レビー小体型痴呆の補助診断法−<山田正仁 吉田光宏>
   A.レビー小体型痴呆(DLB)の臨床診断の問題点
   B.123I-MIBG 心筋シンチグラフィとレビー小体病
   C.DLB と AD における123I-MIBG 心筋シンチグラフィ
   D.DLB と AD の鑑別診断における123I-MIBG 心筋シンチグラフィと脳血流 SPECT の有用性の比較
  4.パーキンソン病の認知機能と神経伝達物質  <安野史彦>
   A.パーキンソン病痴呆の認知機能障害
   B.パーキンソン病痴呆の生体内ドーパミン神経機能測定
   C.パーキンソン病における非ドーパミン神経系の障害
  5.痴呆性疾患における生物学的診断マーカー<浦上克哉 谷口美也子 和田健二 涌谷陽介 中島健二>
   A.AD 診断のためのマーカー
   B.WGA 結合糖タンパク測定の試み

第5章  病理: 痴呆の病理的基盤−類似点と相違点
  1.アルツハイマー病,パーキンソン病の病理から見た Braak 病期について<新井公人>
  2.パーキンソン病における痴呆の病理学的背景  <若林孝一>
   A.PD の皮質下病変と痴呆
   B.PD における cortical Lewy body pathology
   C.AD 病変の合併
   D.PD における脳血管病変
   E.αシヌクレインとタウ,βアミロイドの関連
  3.アルツハイマー病とパーキンソン病の痴呆は,本当に鑑別可能か(?):
      痴呆を主徴とする非定型パーキンソン病5剖検例を中心に<土谷邦秋>
   A.自験 5 剖検例
   B.考察
  4.レビー小体型痴呆: 痴呆を伴うパーキンソン病,びまん性レビー小体病,
      アルツハイマー病との差異と類似点−病理学的観点から<森 秀生>
   A.びまん性レビー小体病(DLBD)の成立
   B.レビー小体型痴呆(DLB)の提唱と問題点
   C.痴呆を伴うパーキンソン病(PDD)の病理学的背景
   D.PDD の大脳皮質の LB と DLB 自験例の検討も含めて
   E.まとめ DLB,PDD,DLBD の関係をどのように考えるか
  5.レビー小体型痴呆の診断基準をめぐって―Update―  <小阪憲司>
   A.レビー小体病,びまん性レビー小体病,レビー小体型痴呆,痴呆を伴うパーキンソン病の概念
   B.DLB の臨床診断基準
  6.診断基準をめぐって−痴呆を伴うパーキンソン病とレビー小体型痴呆−<葛原茂樹>
   A.パーキンソン病に見られる痴呆と認知機能障害の中身
   B.レビー小体病の概念
   C.レビー小体型痴呆(DLB)の診断基準と概念
   D.PDD,DLB の臨床診断と,病理学的診断(レビー小体病の病変の広がりと程度)は対応するか?
   E.今後の課題  171

第6章  パーキンソン病痴呆およびレビュー小体型痴呆の治療; State of the Art
  1.第 2 世代抗精神病薬による認知情動障害の治療−アセチルコリン仮説の展開−<黒木俊秀>
   A.SGA の薬理学的プロフィール
   B.PD に関連した痴呆に対する SGA の効用と限界
   C.PD に関連した痴呆の精神病症状に対する SGA の作用機序
  2.パーキンソン病,レビー小体型痴呆,アルツハイマー病における中枢コリン作動性経路の生化学<柏原健一>
   A.中枢コリン作動性経路の基礎
   B.各種疾患における中枢コリン作動性経路検討の歴史
   C.死後脳を用いた生化学的検討
   D.生体における検討
   E.PD,DLB,AD 間の比較
  3.パーキンソン病およびその関連疾患における脳内コリン神経系機能−PET による測定−<青墳章代 篠遠 仁>
   A.脳内コリン神経系
   B.PET による脳内アセチルコリンエステラーゼ測定法
   C.加齢の影響
   D.アルツハイマー病
   E.パーキンソン病
   F.レビー小体型痴呆
   G.進行性核上性麻痺
  4.抗コリン薬と認知機能障害  <菊地誠志>
   A.アセチルコリンエステラーゼ阻害薬とパーキンソン病(PD)患者の認知機能
   B.抗コリン薬は痴呆のない PD 患者の認知機能を悪化させるか?
   C.抗コリン薬は痴呆のないパーキンソン病患者の認知機能を不可逆的に悪化させるか?
   D.抗コリン薬の抗パーキンソン作用と治療における位置づけ
  5.AChE 阻害薬によるアルツハイマー病の治療  <東海林幹夫>
   A.中核症状と周辺症状
   B.Tacrine
   C.ドネペジル
   D.Rivastigmine
   E.Galantamine
  6.AChE 阻害薬によるパーキンソン病痴呆とレビー小体型痴呆の治療<山本光利>
   A.パーキンソン病痴呆
   B.レビー小体型痴呆における報告
   C.その他: レム期行動異常に対する効果
   D.パーキンソン病痴呆およびレビー小体型痴呆におけるAChE 阻害薬による治療の評価
  7.ニコチン性作動薬等による痴呆の治療  <下濱 俊>
   A.痴呆を伴うパーキンソン病およびレビー小体病におけるアセチルコリン作動性神経の障害
   B.痴呆性神経変性疾患におけるニコチン性アセチルコリン受容体の障害
   C.ニコチン性 allosteric potentiating ligand(APL)としての機能をもつガランタミン
   D.ニコチンによる神経保護作用とガランタミン

索引

ページトップへ