出版社:金芳堂
児玉聡・編代・佐藤恵子・竹之内沙弥香・松村由美・編
2023年4月25日 ISBN:9784765319492
今日、日本の各地や関連学会で臨床倫理のセミナーが開催されるなど、臨床倫理についての関心は高まっていると考えられます。そうはいっても、医療の現場で起きる典型的な倫理的問題について、医療者が判断を迫られるとき、どのように問題を整理し、適切な形で行動をしたらいいのかはわかりづらいものです。本書では理論的な解説と具体的な事例を掲載し、臨床倫理学の実践的な入門書として最適な内容にしました。 9784765319492
第1章 京大の臨床倫理コンサルテーション
第2章 倫理学の基礎
第3章 医療倫理の四原則と四分割法
第4章 医療における説明と同意 or インフォームド・コンセントの法理
第5章 意思決定支援と看護師の役割
第6章 インフォームド・コンセントの実際
―患者の自己決定を促すために何をどう話したらよいか
第7章 国内外の臨床倫理コンサルテーション
第8章 治療中止の倫理:医療者の立場から
第9章 延命治療の中止:判例とガイドライン
第10章 事前指示とアドバンス・ケア・プランニング
第11章 倫理コンサルテーションの実際 ―新生児の生命維持治療の継続の是非
第12章 臨床倫理コンサルテーションのこれから