出版社:時空出版
川満富裕・著
2024年4月30日 ISBN:9784882670735
急性腹症の歴史は腹部外科の初期史である。 そこには試験開腹術の歴史、イレウスの歴史が強く結びついている。 かつては命の危険があった開腹手術。 急性虫垂炎の治療としての、いわば“当てずっぽう”の試験開腹術はどのようにして認められるようになったのか。 多くの症例と文献をもとに、腹部外科が誕生するまでを考察する。 9784882670735
第一章 急性腹症という用語
第二章 イレウス概念の歴史―イレウスとコリクス
第三章 イレウス概念の歴史―内部絞扼と腸閉塞
第四章 開腹手術の起源
第五章 腸閉塞の手術の起源―人工肛門増設術と腸吻合ジュツ
第六章 試験開腹術の概念
第七章 開腹手術の発展―腹部外科の誕生
第八章 腸重積の治療の歴史
第九章 急性虫垂炎の歴史
第十章 急性腹症としう概念